こんにちは!! 理学療法士でファイナンシャルプランナーのナカジです。
医療者がもっといい職場で、もっと良い生活を! 患者の笑顔は医療者の余裕から!!医療者のNext Stageへようこそ!!

今回は、病院の人不足の原因は、医療者自身のせいだった!?ということについて書かせていただきます。
毎年人不足が騒がれている医療業界ですが、実際働いてみて、人不足の原因は医療者自身が作っていることがわかりました。
どこでも働ける仕事だから、転職をしやすいということもあるのですが、辞めないといけない問題起きているからやめる人も多くいます。
実際に働いていくなかで、辞めていく人たちを見ながら、わかったことやもめがちな問題を書いてみました。
では、みていきましょう!!!

医療現場で働いてわかったこと
まず、働いてみて最初に思ったことは、想像以上に退職者が多かったです。
私の部署(60人程度)では、ここ3年で25人辞めました。病棟を見てみると100人~200人は辞めております。
仕事内容自体が嫌で辞めていく人はほとんどなく、原因は色々あるものの、上司や同僚など職場の人が関わるトラブルが8~9割でした。
逆に違う理由としては、本当に別のことをやるために新しい職場を選んだり、家族の都合による転勤などの場合が少数あるくらいでした。
その中でも特に辞めていく人の大きな理由は、上司との様々な理由でのトラブルでした。

上司とのトラブル
上司とのトラブルの中にも単純ないじめやハラスメントの場合もあるのですが、それ以外にも、休みや給料でのが目立ちます。
どうしても業界の仕組み上、休みを取りにくかったり、給料が上がりにくかったりともめやすいところですが、ほとんど場合この2つのどちらかで折り合いがつかず退職をしていく方をよくみます。

休みのトラブル
半数以上の方は辞める時に、休みに関して文句を言って辞めていく印象です。
休みのトラブルというのは、有給休暇の問題であったり、長期休暇であったり、突然の休みが取れるかなどです。
病院では、最低限出勤しなくてはいけない人数が決まっていたり、土日祝日が休めなかったりと休みに関してはかなりの制限があります。
有給を自由に使えないのが当たり前であったり、体調不良で当日急に休むのも難しく休む場合は、他に出勤をする人を見つけなくてはならないこともあります。
特に子どものいる方は、お子さんが体調不良で保育園を休まなくていけなくなってしまい、仕事休むことが増え、そのまま辞めていく方もいらっしゃいます。
こういった休みの折り合いが上司とつかず、退職となる方はかなり多いです。
辞めないと休みが取れない
休みに関するトラブルがもう1つ、それは、辞めるときでないと休みを消化しきれないということです。
先ほど述べたように有給が使えないのは、当たり前のように、振り替えで出社した代休ですら残っている人も多くおり、正規の方法だとどう頑張っても休みを消化することができません。
そこで、残っている休みを消化して、長期休暇を取るために職場を辞める人がいます。
幸いなことに、転職しても給料は変わらなかったり、働いていない期間があったり転職が多くても採用をしてもらえたりと辞めるデメリットは少ないので、3~4年働いて、有給を全部消費してからまた新しい職場へ移るということを繰り返している人もいます。
こういった休みの問題が解決できるだけで離職者をかなり減らすことができると思います。

給料のトラブル
次に多いのは、給料についてのトラブルです。
医療者は、誰がやってももらえる報酬は一緒のこともあり、給料が上がりにくいです。それに加えて、実績による評価も難しいこともあり、頑張りに応じた報酬をもらうことが難しいです。
また、給料について交渉することも難しくほとんどの人は給料に不満がある場合、転職をするという流れが主流となっています。
上手に給料が上がっていく仕組みができていくと転職する人は減っていくのになと思います。

まとめ
今回は、看護師の人不足の原因は、看護師自身のせいだった!?ということについて書かせていただきました 。
みなさんの職場どうでしょうか!?
結局は、休みと給料の問題が解消できれば、医療者の人不足はかなり解決できると思います。
医療者自身が人不足の原因を作ってしまっているということ自覚して、職場環境が良くなりトラブルなく笑顔で働ける人が増えてほしいものです。
長く働いてくれる人が増えれば、採用にかかるコストを抑えられたり、たくさん新入職をいれて教育するという手間も減らせたりといいこと尽くめのはずです。
また、同じ方と長く一緒に仕事ができれば、職場でのコミュニケーションも円滑に行え仕事が行いやすくなるので、少しでも長くさらに良い待遇で働けたらいいですね。
私たち自身ももっと職場の労働環境が良くなるように、仲間を作って上司にかけあえるように頑張りましょう!!!
ついつい加害者になってしまいがちな行動についてもまとめているのでよければ読んでください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では!!! また!!!
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